少し前から、「草食系男子」と呼ばれる、比較的大人しい性格の男性が多くなってきているようです。
日常生活においては、それが可愛く見えたり、一緒にいて居心地がよかったりするようです。
しかし、性生活においても男性が大人しめだったらどうでしょうか?
もちろん賛否両論はあるのでしょうが、いくら大人しめでも、女性にとって必要な仕事は必要でしょう。
もし仮に、性生活において、「刺激が弱い」と言う理由で女性を満足させられない男性がいたとして、それが性格的な問題だったとしたら、何かしらの方法で改善の余地があるのでしょうが、物理的なものが原因になることもあるでしょう。
―その場合はどうすればよいのでしょうか?今回はその方法についてお伝えします。
目次
シリコンボールとは?
「女性にもっと刺激を与えてあげたい」。
―男性のそんな願いをかなえる方法の1つが「シリコンボール」です。
シリコンボールは、直径6~10程度の大きさの、シリコン製の球体です。陰茎の包皮の下あたりに人工的に挿入することにより、パートナーの女性によりよい刺激を与えられるようにするものです。
昔はちんこに真珠を入れていた?
シリコンボールが登場する前、同じような目的で、ちんこに真珠を入れていたという噂もあります。今ほど医療技術が発達していなかったので、実際にちんこに穴をあけて埋め込んでいたようです。ただし、実際に埋め込まれていたのは「真珠」とは限らず、様々な物質で代用されることもあったそうです。
「シリコンボールを挿入する」と聞くと少しおぞましく感じるかもしれませんが、昔ほど痛みを伴うものではなくなってきているのです。
シリコンボールの種類
さて、そんなシリコンボールですが、いくつか種類があります。
まずはこのシリコンボールの種類についてご紹介します。
・球型タイプ
オーソドックスなシリコンボールです。
・楕円型タイプ
球型よりも突出度が低いため、球型よりも少しやわらかめの刺激を女性に与えることができます。見た目的にも少々目立ちにくくなります。
・シリコンリング
亀頭直下に入れることが多く、シリコンボールよりもさらに強い刺激を生み出します。
シリコンボール挿入術とは?
さて、そんなシリコンボール、もちろん身体に害はないのですが、身体にとって異物であることに変わりはないため、シリコンボールを挿入する際には、経験値のある医師の腕を借りることをおすすめします。
その際のシリコンボール挿入術の手順についてご説明します。
シリコンボールは大きさも様々ですし、亀頭以外の包皮下であればどこでも挿入することが可能です。そこで、シリコンボールの大きさと場所を決めます。ただし、大きさについては、包皮のたるみなどの状態を診たうえで、医師と相談のうえで決定するのがおすすめです。
その後注射で麻酔をし、シリコンボールの挿入を希望する場所から1~2cm離れた場所を切開し、シリコンボールを挿入します。
シリコンボールを挿入するのに必要最低限の切開しかしないため、傷跡はほとんど残りません。
シリコンボール挿入術の概要
さて、そんなシリコンボール挿入術の手術時間や副作用などの概要は下記表の通りです。
手術時間 | 挿入するシリコンの数により異なる。1ヶあたり5分。リング挿入は40分 |
---|---|
クリニック滞在時間 | 手術終了後帰宅 |
麻酔の有無 | 局所麻酔 |
抜糸の有無 | 挿入口は自然に溶ける糸を使うので抜糸は必要なし |
仕事復帰までの期間 | その日から可能 休む必要なし |
腫れの有無 | 麻酔手術の影響で腫れる(1~2週間) 1ヶ所の切開創より2~3個挿入 |
再来院の有無 | 1ヵ月後検診 |
シャワーなどの術後の規制 | 傷口は1週間はぬらさない。傷が濡れなければ、翌日からシャワ-OK |
その他 | 術後1ヶ月は性交禁止 シリコンボールは包皮の下に置くように入れるので移動する |
※標準的な目安であり、必ずしもこの通りとは限りません。
シリコンボールを挿入する場所やデザイン
シリコンボールは、「カリ」と呼ばれる部分のすぐ下に入れるのがおススメです。
ここで、「カリ」とは、亀頭と陰茎の境目に位置するくびれた部分のことです。
つまり、「カリのすぐ下」ということは、「陰茎の先の方」ということです。先の方につけるとよい理由は、陰茎の先の方が、ちんこの動きが小さく、シリコンボールが安定するためです。また、この位置に挿入することで、女性のGゾーンをうまい具合に刺激できます。
一方、根本近くに挿入すると、シリコンボールが安定しないうえ、女性に刺激を与えることもできなくなってしまいます。
シリコンボール挿入術に着手する前に、挿入箇所にデザインペンなどでデザインしますので、手術開始前に挿入位置を確認することができます。
シリコンボール挿入術の流れ
少しだけ前述しましたが、シリコンボール挿入術のい流れについて、改めてより詳細にまとめておきます。
①デザイン
事前に医師と相談して決めたシリコンボールの挿入位置に、医師がデザインペンでデザインします。これにより、ご希望の位置に、正確に挿入することができます。
②局所麻酔注射
デザインが終了したら、デザインした箇所に麻酔を注射します。
最低限の痛みで済むように、極めて細い針で注射します。
③切開
ボールを入れる部分の皮膚を切開します。
切開するのは、ボールを入れるのに必要最小限の箇所にとどめます。
このとき、切開した皮膚でポケットをつくり、シリコンボールを挿入するスペースを作るイメージです。
④シリコンボール挿入
既に挿入する場所ができているので、挿入自体はすぐに終わります。
⑤縫合
最後に、切開した箇所を縫合して手術完了です。
シリコンボール挿入術の費用
そんなシリコンボール挿入術、気になる費用は下記の通りです。
挿入するシリコンボールの種類やコースによって費用が変動します。
手術・施術 | 費用(税抜:保険適用外) |
---|---|
シリコンボール(最初の1個) | ¥50,000 |
シリコンボール(1個追加するごと) | ¥30,000 |
シリコンボール(3個セット) | ¥90,000 |
シリコンリング | ¥180,000 |
ただし、初回診察料2,000円、再診料1,000円、手術後の薬代5,000~20,000円が別途必要です。また、他院で行った手術のやり直しやヒアルロン酸などの異物注入をした方は基本料金が+30,000円となります。
シリコンボール挿入術の副作用
麻酔などの注射の場合・・・ 腫れ
メス・電気メスの場合・・・ 腫れ・傷・出血
※傷跡を目立たなくするのが美容整形です
稀な副作用(リスク)
熱感・発赤などを感じることがあります。
麻酔液・注射液には必ず「アナフィラキシーショックに注意」と記載がありますが、それに対する準備は常に整っております
※副作用には個人差があります
- 吉沢クリニックにおける副作用(リスク)等の回避策
-
Dr.吉澤による完全主治医制
吉沢クリニックではDr.吉澤が最大の注意を払い、手術・施術の確実性を心がけ患者さんに安全と安心を、そしてコンプレックスからの解放を願い40年以上他医に任せる事なく一人で患者さん一人一人に真摯に向き合い丁寧に手術・施術を行っております。
当院では、全ての患者さんに終始一貫した常に安全でハイレベルな医療を提供するため、診察からアフターケアまでDr.吉澤が一人で行います。
シリコンボール挿入術の注意点
- 症例には個人差があるため、患者さんの理想通りできない場合がある
- 術後の経過は個人差がある
- どんな手術・施術でも患者さんの過度な期待に添えない場合がある
シリコンボール挿入術で得られるメリット
シリコンボールを挿入することで得られるメリットは、「女性に刺激を与えられるようになる」ことです。これにより、性生活に対する女性の満足度がアップします。
女性には「Gスポット」と呼ばれる、「まさにそこを触られると気持ちいい!」という部分が存在します。男性でいう「前立腺」、ペニス以外で刺激によって気持ちよくなれる唯一の場所に相当し、膀胱の出口か膣の入り口付近に存在することが多いです。(ただし、人によっては存在しないこともあり、存在しないことは特段大きな問題ではありません。)
シリコンボールを挿入することで、このGスポットにより強い(よい)刺激を与えられるようになるため、シリコンボール挿入術は、下記のような願いをお持ちの方にうってつけです。
✓パートナーを喜ばせてあげたい
✓セックスに自信を持ちたい
✓パートナーとのマンネリ化したセックスをどうにかしたい
✓セックスを楽しくしたい
よくある質問
Q. シリコンボールは安全ですか?
A. 安全です。
挿入するシリコンボールは、硬いものではなく、柔らかく弾力性のあるものですし、もう何十年も前から使われてきているものですので、安全です。
とはいえ、身体に異物を埋め込む、という点ではどこかで不安な部分もあると思います。
しかし、当院で施術するのは経験豊富なドクターのみなので、この点もご心配にはおよびません。
Q. 1度入れたシリコンボールを取り出すことはできますか?
A. 取り出せます。
シリコンボールは、身体を構成するのとは異なる成分の固形物なので、身体と交じりあうことがありません。そのため、比較的容易に取り出すことができます。
いくらお相手の女性に与える刺激をよりよいものにし、マンネリから脱却しようと試みたとしても、いざシリコンボールを挿入してみたら、今度は刺激が強すぎたり、不快だったり、あるいは痛みを伴うものだったり、様々な逆効果も考えられます。
Q. シリコンボールはいくつ入れられますか?
A. 個数に特に制限はありません。
シリコンボールは、包皮下であれば、いくらでも入れることができます。
これまでの実績では、最大で20個以上挿入したい、という方がいらっしゃいました。
まずは1つ入れてみて、そこから少しずつ数を増やしていくのでもよいでしょう。
まとめ
以上、当院におけるシリコンボール挿入術についてお話ししました。
シリコンボールも、当院の施術も、長きに渡り使われてきた安全なもので、取り出すことも可能です。ぜひ、パートナーの女性により満足のいく性生活を送ってもらうためにも、ぜひ一度、まずはお気軽にご相談ください。