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パイプカット(精管結紮術)とは?男性の避妊手術の概要とリスク

皆さんは「パイプカット」という言葉をお聞きになったことはありますか。
聞いたことのない方でも、単語から何となく意味が推測できてしまうかもしれません。
今回はそのパイプカットやその手術について、詳しくお伝えしたいと思います。

パイプカットとは

そもそもパイプカットとは、男性に施す避妊手術の1つです。正式には「精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)」と言いますが、漢字が難しく、読みも難しいからか、「パイプカット」という名前の方が一般的になっています。

パイプカットは、睾丸内にある精巣でつくられる精子を送り出すための管をカットすることで、精子が送り出されないようにすることを言います。
パイプカットは手術によって行うため、このパイプカット手術の必要性やメリットについて、詳述します。

パイプカット手術の必要性やメリット

そもそも「パイプカット」は、「避妊手術」なので、誰にとっても「必要」ということはなく、「純粋に性行為を楽しみたいが、子どもはこれ以上ほしくない」と望む夫婦にとっての選択肢という意味合いが強いです。

しかし、「避妊手術」と聞くと、「女性が行うもの」というイメージの方が強いでしょう。しかし、女性の避妊手術は、男性の避妊手術(パイプカット)に比べて麻酔や手術の危険性が大きく、術後の苦痛も大きいので、どちらかが避妊手術を受けるのであれば、男性側が受けるべきだと言えるでしょう。

そうとは言っても、男性にとって、全身で最も敏感な部分にメスを入れるわけなので、恐怖感があったり、激しい痛みを伴うのではないかという心配があったりするのが自然だと思います。

しかし、パイプカット手術は短時間で済むうえに、ほとんど痛みを伴うこともなく、思っている以上に負担の少ない手術です。また、手術後も、手術前と変わらず精液を出すことはできます。
(違うのは、パイプカットをしたのちは、精液にほとんど精子が含まれなくなるという点です。)

そのため避妊手術を受けるのであれば、やはり女性ではなく、男性が受けることをおススメします。

パイプカット手術を受ける際の注意点

上記の通り、パイプカット手術はかなり安全な手術ではありますが、手術を受ける際の注意点もいくつかあります。
ここでは3点ほど、主な注意点を取り上げて解説します。

①パイプカットしたら元に戻すことができない場合もある

まず初めに注意すべきことは、「パイプカットしたら、元に戻せない場合もある」ということです。「場合もある」というのは、一度切った管を再度元に戻す手術が可能だということです。しかし、この手術は、顕微鏡を見ながら行う、経験豊富な医者にとっても難易度の高い手術であるため、100%成功するとは言い切れない側面があります。

そもそも、パイプカット手術は、「もう金輪際子どもをつくることはない」という大前提の元で行うものなので、元に戻すことは想定されていません。
そのため、基本的に「一度パイプカットすると、元に戻すのは難しい」という認識のもとで、パイプカット手術に臨むようにしましょう。

②子供は二度と作れなくなると考えた方が良い

一度パイプカットした後、たとえ切断した管を元に戻せたとしても、それだから再び子どもを生めるようになるとは限りません。
パイプカットをした時点で、管が切断され、妊娠させる機能は失われてしまい、再手術によってこの機能までも元に戻るとは限らないためです。
精巣から精子を取り出して体外受精を行うことで、再び妊娠させることができるケースもありますが、少なくとも自然な形での妊娠は、まずできなくなると考えておくのがよいでしょう。

③性感染症を予防する効果はない

最後に、パイプカット手術には、「性感染症を予防する効果はない」ということも覚えておく必要があります。他の病気の発症確率が上がるということもありませんので、純粋に「避妊を実現する手段」とご理解いただくとよいでしょう。

パイプカット手術とは

それではここからは、パイプカット手術の費用や流れ、副作用などについて、詳しく見ていければと思います。

パイプカット手術の概要

パイプカット手術の概要について、簡潔にまとめると下記の表のようになります。

手術時間 30分
クリニック滞在時間 手術終了後帰宅
麻酔の有無 局所麻酔
抜糸の有無 自然に溶ける糸を使うので抜糸は必要なし
仕事(通常生活)復帰までの期間 その日から可能 休む必要なし
腫れの有無 麻酔手術の影響で腫れるが目立たない
再来院の有無 10回射精後、精液検査
シャワーなどの術後の規制 傷口は1週間はぬらさない。傷が濡れなければ、翌日からシャワ-OK
その他 術後1ヶ月は性交禁止

ただし、上記はあくまで平均的な目安であり、多少の個人差は発生します。

パイプカット手術の流れ

パイプカット手術の流れは以下の通りです。

①麻酔
まず陰のう(玉の入っている袋)の両横に局所麻酔をします。

②切開
そして1センチくらい切開すると、その下に精管という精子を運ぶ管があります。

③結紮
この精管をしっかりとしばり精子が通れないようにします。

④縫合
あとは傷口を自然に溶ける糸で縫って終わりです。抜糸のための通院は必要ありません。

ベテランドクター吉澤にお任せ下さい!
この手術は極めて簡単な手術ではありますが、ベテランの医師の手で行わなければ大きなトラブルの元になります。
なぜなら、人間の身体には自然治癒力といって病気やケガを自分で治す力があります。
もし、いいかげんな手術をして精管が再び通じてしまったら大変なことになってしまうので、この道30年以上のベテランドクターであるDr.吉澤でさえも、この手術をする時には完璧を期して行っています。また、万全を期す為に、1ヵ月後に精液検査を行っています。

パイプカット手術の費用

手術・施術 費用(税抜:保険適用外
パイプカット ¥160,000

手術費用は、基本料金です。ほとんどの手術は基本料金+消費税で行うことができます。
ただし、初回診察料2,000円・再診料1,000円・手術後の薬代5,000~20,000円が必要です。
また、他院で行った手術のやり直しやヒアルロン酸などの異物注入をした人の場合には基本料金に+30,000円となりますのでご了承下さい。

パイプカット手術の副作用

パイプカット手術の主な副作用は、麻酔などの注射をした場合に見られる「腫れ」や、メス・電気メスを使用した場合の「腫れ」や「傷」、「出血」などです。
ただし、当院のパイプカット手術は、できるだけ傷が目立たないように行うため、さほど大きな傷は残りません。
また、人によっては稀なケースとして、熱感や発赤などの症状が見られることがあります。

吉沢クリニックにおける副作用(リスク)等の回避策
Dr.吉澤による完全主治医制

吉沢クリニックではDr.吉澤が最大の注意を払い、手術・施術の確実性を心がけ患者さんに安全と安心を、そしてコンプレックスからの解放を願い40年以上他医に任せる事なく一人で患者さん一人一人に真摯に向き合い丁寧に手術・施術を行っております。
当院では、全ての患者さんに終始一貫した常に安全でハイレベルな医療を提供するため、診察からアフターケアまでDr.吉澤が一人で行います。

当院では
Dr.吉澤の医師としての倫理的立場から、パイプカット手術は中年を過ぎて少なくとも2~3人はお子さんのいる方にのみ、「もう絶対に子供はいらない」という確認をとった上で行っています。
いろいろ理由があったとしても、若かったり、まだきちんと考えるべきことがあるはずだとこちらで判断した場合は、手術をお断りさせていただく場合があります。

パイプカット手術に関するよくある質問

それでは、ここからはパイプカット手術に関するよくある質問にお答えします。

①性欲がなくなってしまわないですか?

なくならないです。パイプカット手術を行った後でも、これまでと変わらず精液を出すことができます。この精液に含まれる精子がほとんどなくなっているので妊娠の可能性がなくなりますが、精液自体は変わらず出るので、性欲にも変化はありません。

②精液が出なくなってしまうことはありますか?

こちらについても、ご心配には及びません。上述の通り、精液は手術前と変わらず出ます。

③他の病気を引き起こすことはありますか?

「パイプカットをしたから他の病気にかかりやすくなる」ということはありません。
ただし、パイプカットをすることで、男性ホルモンには影響してくるので、男性ホルモンが関係する「前立腺がん」だけは、パイプカットとの関連性が「ないとは言えない」とされていますので、心配な方は、パイプカット手術のあと、定期的にPSA検査を受けることをおススメします。

④女性の避妊手術とリスクは同じくらいですか?

同じではありません。パイプカット手術は、女性の避妊手術よりもリスクが低く、手術に伴う苦痛も小さいです。
そのため、夫婦どちらかが避妊手術を行うのであれば、男性側が手術することを、当院ではお薦めしています。

まとめ

以上、男性の避妊手術である「パイプカット」「パイプカット手術」について、ご説明しました。
パイプカットに伴うリスクは大変小さく、パイプカット手術は比較的安全ではありますが、これから先どうなるか分からない状況で「もう二度と子どもを創れなくなる」という大きな意思決定をするのですから、当然不安は大きなものになるでしょう。

少しでも不安を抱えていたり、悩んでいたりする方は、まずはお気軽に、当院にご相談ください。

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