日本人男性の多くが抱えている「包茎」のお悩み。
そんな包茎の治療方法は、包茎手術が唯一だと言われています。
「手術」と聞くととても高額で、危険性の高いものだと想像される方も多いのではないでしょうか。
実際のところ包茎手術はどのようにしてなされ、どれくらいの費用がかかるのか。
ここで詳しく解説します。
包茎の手術方法を種類別に紹介
一概に「包茎」といっても、症状に応じていくつか種類があり、種類ごとに手術の方法や費用が異なります。
また、包茎手術では、包皮を切除して亀頭を出すことを目的にしています。
そのため、包皮にメスを入れることになりますが、できるだけ傷跡が目立たないように、傷跡がついたとしても外から見えづらい「亀頭の直下」あるいは「陰茎の根元」にメスを入れます。
亀頭直下と根元、どちらにメスを入れるかにより、手術の仕方や費用が変わってきます。
ここでは、いくつかある治療法について、その詳細をご紹介します。
亀頭直下法(仮性包茎)
最初にご紹介する「亀頭直下法」は、仮性包茎の方に有効な治療法で、その名の通り、亀頭の直下にメスを入れる治療法です。
ここで「仮性包茎」とは、勃起時や手で剥いた場合には包皮がめくれて亀頭が顔を出すものの、通常時には亀頭が包皮に覆われてしまっている状態のことを指します。
亀頭直下法は、亀頭のすぐ下にある溝に沿ってメスを入れ、たるんだ皮膚を直接除去する方法です。
根元切除法(仮性包茎)
根元切除法は、亀頭直下法と同じく、仮性包茎の方に有効な治療法です。
亀頭直下法とは異なり、陰茎の根元にメスを入れて包皮を除去し、前方のたるんだ皮膚を根元にひくことで、仮性包茎を解消します。
根元切除法の場合は、メスを入れた傷跡が、陰毛によって覆われて隠れるため、目立ちません。
先端切開法(真性包茎)
「先端切開法」は、真性包茎の方向けの手術方法です。
ここで、真性包茎とは、仮性包茎よりも重い症状で、通常時だけでなく、勃起時も亀頭が包皮に覆われており、手で剥いて亀頭を露出させることもできません。
そのため、亀頭直下法や根元切除法のように、たるんだ皮膚を切除するだけでは不十分で、包皮の先端にメスを入れて切り開き、包皮がめくれる状態をつくる必要があります。
これを実現するのが先端切開法です。
真性包茎 真性包茎とは?デメリットや治療方法
包茎の手術費用一覧
包茎手術の種類がわかったところで、吉沢クリニックでそれぞれの手術を受けた場合、どれくらいの費用がかかるのかをご紹介します。
手術の種類 | 手術費用費用(税抜:保険適用外) |
---|---|
亀頭直下法 | ¥80,000 |
根元切除法 | ¥100,000 |
先端切開法 | ¥100,000 |
上記の費用は、いずれも保険適用の対象外です。
また、上記手術代のほか、初回診察料2,000円・再診料1,000円・手術後の薬代5,000~20,000円が必要となります。
包茎の手術の流れと方法
ここからは、それぞれの手術の流れと方法について、詳しくご紹介します。
亀頭直下法(仮性包茎)
亀頭直下法は、現在最も主流な手術方法とされている、出来るだけ亀頭のギリギリすぐ下から余分な包皮を切除していく方法です。
- 手術は20~30分程度で終わり、手術結果も正確(症状が解消される確率が極めて高い)です。
- 後遺症も、手術後1~2ヶ月ほど、亀頭の後面(ヒモの部分)が腫れる程度で済みます。
ただし、亀頭のつけ根は性感帯が多く集まっている箇所なので、この手術によって感度が低下してしまう可能性をはらんでいます。
根元切除法(仮性包茎)
根元切除法は、陰茎の根元の皮膚を切除し、前方のたるんだ皮膚をひくことで亀頭を露出させる方法です。
- 陰茎の根元が1~2ヶ月腫れる副作用があるうえ、亀頭直下法ほど効果が正確ではありません。
- また、陰毛により隠れるとはいえ、亀頭直下法に比べるとはっきりとした傷跡が残ります。
一方で、亀頭直下法とは異なり、性感帯を残したまま包茎を治す手術なので、感度が低下するリスクがありません。
先端切開法(真性包茎)
先端切開法は、包茎の原因となる、「包皮口の狭い部分」を環状に切り開く手術方法です。
- 性感帯を残しつつ治療するので、感度が低下するリスクはありませんが、白い箇所と黒い箇所をつなげるため、見た目がツートーンカラーとなってしまうというデメリットがあります。
このカラーがなじむまでには数年かかると言われているため、見た目が気になってしまう方にはおすすめできない方法です。
詳しい手術概要は下記をご覧ください。
まとめ
以上、包茎手術の種類と費用について、お伝えしました。
各種類にそれぞれメリットとデメリットが存在するため、ご自身のご希望に合わせて最適な手術が受けられるよう、まずはクリニックを訪問し、専門家に相談することをおすすめします。