女性器の一部である小陰唇。
人によっては「大きすぎて困る」という悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。
しかし、では具体的にどれくらいの大きさからが「大きすぎ」に該当するのでしょうか。
また、大きすぎた場合、どのような悪影響があり、どのように対処すればよいのでしょうか。
この記事では、小陰唇の大きさについて、詳しく解説します。
目次
小陰唇とは
まず、小陰唇とは、女性器の一部です。
女性器の両脇には「大陰唇」と呼ばれる、大きくぷっくりとした部分が存在します。
小陰唇はその大陰唇の内側にある、薄いヒダ状の部分(ビラビラ)のことを指します。
小陰唇は主に尿道口や膣を保護する機能を果たします。
小陰唇が大きい気がする。平均的な大きさは?
ビラビラの小陰唇が大きすぎると、擦れて痛みを伴うなど、何かしらの違和感や症状が生じるため、放置するとよろしくありません。
しかし、そもそもの小陰唇の大きさや形状は人によって異なるため、どの程度が正常で、そどこからが「大きすぎ」に該当するのか、明確に決まっているわけではありません。
一般的に、小陰唇の正常な大きさは、大陰唇からほんの少しはみ出している程度とされており、日本人女性の平均的な小陰唇の大きさは、約1.4cmと言われています。
そのため、自信の小陰唇が大陰唇から大きくはみ出している場合は、小陰唇が肥大化していると考えるのがよいでしょう。
よくある小陰唇のお悩み
では、小陰唇が大きすぎると、どのような症状が現れるのでしょうか。
ここでは、小陰唇が大きすぎることによる、よくあるお悩みをご紹介します。
痛み
小陰唇が大きすぎると、下着やズボンで小陰唇が擦れてしまったり、自転車に乗る際に違和感を覚えたり、痛みを感じることがあります。
日常生活のふとした瞬間に痛みが出るので、かなりのストレスにつながることもあります。
悪臭や汚れ
小陰唇の肥大化は、悪臭や汚れの原因にもなり得ます。
小陰唇が大きすぎると、大陰唇との間の溝に垢が溜まりやすくなるうえ、排尿後にぺーパーで拭きにくいため、デリケートゾーンの衛星を保ちづらく、垢などの汚れや悪臭が溜まりやすくなってしまいます。
小陰唇の黒ずみ
もともと東洋人の女性は、小陰唇の淵が黒ずんでいることが多いと言われていますが、小陰唇が大きすぎるとこの黒ずみがさらに目立ってしまいます。
これを「見た目の印象がよくない」と悩みに思う女性が一定数いらっしゃいます。
性行為への悪影響
黒ずみがなくても、小陰唇が大きくはみ出してしまった状態は、見映えがよくありません。
女性のなかには、パートナーの目を気にして思う存分性行為に及ぶことができなかったり、
あるいは、挿入時に小陰唇が巻き込まれ、性行為中に痛みを感じてしまったりと、性行為にも悪影響を及ぼす可能性があります。
悩みを解決する小陰唇縮小手術とは
このように、小陰唇が肥大化することで、さまざまな悩みの原因となり得ます。
これを解決する手段として有効なのが、小陰唇縮小手術です。
最後に、当院における小陰唇縮小手術についてご紹介します。
手術概要
小陰唇縮小手術では、小陰唇をきれいな形に整え、美しく見えるように整形します。
また、傷跡もほとんど残すことなく治療可能ですので、小陰唇の大きさでお悩みの方は、ぜひ一度相談ください。
小陰唇縮小術 | |
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手術時間 | 1時間 |
クリニック滞在時間 | 術後休憩をしてから帰宅(入院の必要はなし) |
麻酔の有無 | 局所麻酔 |
抜糸の有無 | 手術後5日目に抜糸 |
仕事(通常生活)復帰までの期間 | 翌日から通常の生活(仕事も可)、過度の安静は必要なし |
腫れの有無 | 1ヶ月位腫れる、傷は残るが目立たない |
再来院の有無 | 抜糸後1ヶ月後検診 |
シャワーなどの術後の規制 |
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その他 | 外陰部に傷はあるが、ウォシュレットの使用は可 |
※平均的な目安です。
まとめ
以上、小陰唇の大きさと「大きすぎ」の基準、大きすぎた場合の対処方法についてご紹介しました。
小陰唇のお悩みは、デリケートゾーンに関するものであるため、他人に相談しづらいものですが、多くの女性が悩んでいることですし、放置しておくとさまざまな悪影響が考えられるため、ぜひ一度専門家へ相談してみて下さい。