ここ数年、世間では「脱毛」がブームとなっています。男性だけではなく、女性にも人気があり、「VIO脱毛」はその最たる例といえるでしょう。
では、「VIO」がそれぞれ何を指しているか、皆さま、正確にご存じでしょうか。
Vラインはいわゆる「ビキニライン」のことで、脚の付け根からデリケートゾーンの上位までのことを指し、Iラインは女性器周りの粘膜部分、Oラインは肛門周りの部分を指します。
この「Iライン」というのは、脱毛の際の呼び方で、一般的には「大陰唇(だいいんしん)」と呼びます。
今回は、この大陰唇のよくあるお悩みと解決方法、平素からの大陰唇ケアなどについてお話ししたいと思います。
目次
大陰唇とは
大陰唇とは、女性器の最も外側にある、左右対になっている膨らみの部分のことを指します。内側には小陰唇と呼ばれるひだがついており、小陰唇のさらに内側にある尿道口や膣口を保護する役目を果たしています。
尿道口や膣口は重要な役目を果たす器官であり、これを保護するために、大陰唇には毛が生えており、これがIライン脱毛の対象となるわけです。
大陰唇のよくある悩み
さて、そんな大陰唇、人により様々な悩みを抱えていることがあります。
ここでは、そんな大陰唇に関するよくあるお悩みについてご紹介します。
- 大陰唇が大きくなりすぎ、ぴったり密着するパンツを履けない
- 大陰唇の左右差が気になる(左右非対称である)
- 形が気になる
- 大陰唇がたるんでいる
- 大陰唇が垂れ下がっている
- 大陰唇に張りがない
- 大陰唇のシワが気になる
これらは、当院でもよく耳にするお悩みですが、中でも特に多いのが、大陰唇のたるみです。
大陰唇のたるみの原因は、「生まれつき」「加齢などの身体の変化」「外部刺激」があります。
大陰唇は外部刺激に弱い部分ですので、何かの拍子に擦れたりすると、すぐにたるんだり黒ずんだりしてしまいます。
では、こうした大陰唇に関する悩みは、どのように解決すればよいのでしょうか?
大陰唇に関する悩みを解決!大陰唇縮小術とは
大陰唇に関する悩みを解決するのに、最も効果的な手段は、「大陰唇縮小術」でしょう。
大きくなり過ぎたり、たるんだりした大陰唇を、手術によって縮小させるのです。
ここでは、そんな大陰唇縮小術について、詳しく掘り下げてみていきましょう。
大陰唇縮小術の概要
大陰唇縮小術は、デリケートゾーンの一部を切除し、たるみを制限したり、大陰唇を小さくしたり、形を整えたりします。切除しているわけなので、傷跡が残りはしますが、極めて目立たないもので済みます。
また、手術後の通院も、抜糸のタイミングの一度きりで済むので、かなり負担の小さい手術です。
大陰唇縮小術の流れ
大陰唇縮小術の所要時間はトータル30~60分。あまり長い時間はかかりません。
一部を切除するためにメスを入れるので、麻酔は必要ですが、身体への負荷が小さい局所麻酔で事足ります。
手術による傷跡はほとんど目立ちませんが、個人によっては腫れや赤みを伴うことがあります。しかしこれも、おおよそ1~2週間ほどで治ります。
手術後の通院も、手術から1週間後に、1度だけ抜糸のために通院するのみです。
大陰唇縮小術の費用
当院の大陰唇縮小術費用は38万円(税抜)です。初回診察料2,000円、再診料1,000円が別途発生します。
大陰唇縮小術の副作用
麻酔などの注射の場合・・・ 腫れ
メス・電気メスの場合・・・ 腫れ・傷・出血
※傷跡を目立たなくするのが美容整形です
個人差はありますが、術後しばらく赤みや腫れが出てくる事があります。
これらの赤みや腫れは、時間の経過とともに治まります。
- 吉沢クリニックにおける副作用(リスク)等の回避策
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Dr.吉澤による完全主治医制
吉沢クリニックではDr.吉澤が最大の注意を払い、手術・施術の確実性を心がけ患者さんに安全と安心を、そしてコンプレックスからの解放を願い40年以上他医に任せる事なく一人で患者さん一人一人に真摯に向き合い丁寧に手術・施術を行っております。
当院では、全ての患者さんに終始一貫した常に安全でハイレベルな医療を提供するため、診察からアフターケアまでDr.吉澤が一人で行います。
自宅でできる大陰唇のケア方法
さて、ここからは、大陰唇を含め、デリケートゾーンのケア方法についてお伝えします。
①専用のソープで優しく洗う
デリケートゾーンは、「デリケート(繊細な)」と呼ばれるだけあり、身体の他の部位よりも繊細で、刺激に弱いです。また、身体の他の部位がほとんど中性であるのに対し、デリケートゾーンは弱酸性であるため、アルカリ性である通常のボディソープでは刺激が強すぎます。また、身体の他の部位と同じように擦って洗っていると、ダメージを受けてしまいます。
一方で、老廃物が溜まる場所でもあるので、しっかりと洗うこと自体は必要です。
そのため、専用のソープを買い、擦りすぎないように注意しながら、優しく洗うことがポイントです。
②保湿
さらに、デリケートゾーンは、身体の他の部位に比べて「乾燥」にも弱いです。そのため、しっかりとした保湿が不可欠です。乾燥してしまうと、より一層刺激に弱くなり、下着で擦れただけでも、肌荒れや黒ずみの原因になってしまいます。
特に乾燥しやすいお風呂上がりなどに、専用アイテムを使うなどしながら、保湿することが大切です。
逆に、よくやってしまいがちな下記の行為は、デリケートゾーンを痛めつける行為に他なりませんので、やらないようにしましょう。
×ボディソープや石鹸などで洗う
×「しっかり洗わないと」と思い、強く擦って洗う。
×カミソリを用いたアンダーヘアー処理
まとめ
大陰唇は身体のなかでも特に敏感な部位だからこそ、傷みやすく、その分だけ様々な症状に悩まされがちです。
大陰唇に関する様々な症状は、命を危険にさらすような大きなものではありませんが、平穏な日常生活を送るうえでは、必ず暗い影を落とすことになります。
部位が部位だけに、悩みを他人に打ち明けることに抵抗や恥じらいを感じる方も一定数いらっしゃいますが、経験の長い医師なら、沢山の症例を見てきているので、悩みの相談にのることができます。
ぜひお気軽にご相談ください。